「ヤマト2202 」「さらば」「 2」の関係は?

2019年4月3日

2202公開間近!

「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」がいよいよ公開目前となってきました!

昭和の名作、「宇宙戦艦ヤマト」を現代的解釈にアレンジし直し、好評を博したリメイク版「宇宙戦艦ヤマト2199」。

「ヤマト2199」の出渕裕監督は、続編は作らないと公言しておりましたが、旧ヤマトシリーズの中でも特に人気が高く最高傑作ともいわれる「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」のリメイクには期待の声も高かったようで、この「ヤマト2202」は「ヤマト2199」の続編として「さらばヤマト」をベースに制作が進められています。

ところで、「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」のベースとなった「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」とはどのような作品なのか、「2202」公開前におさらいしておきましょう!

社会現象となった伝説的アニメ映画

「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」が公開されたのは今から39年前の1978年 月。

宇宙戦艦ヤマトの最終作として制作され、ヤマトと乗組員達の最期が描かれました。

その衝撃的なラストやドラマ性の高さが話題を呼び、興行収入は43億円、配給収入でも21億2000万円を記録。配給収入は1991年の「魔女の宅急便」までアニメ映画の記録を保持しました。

また初作「宇宙戦艦ヤマト」とこの「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」が日本におけるアニメの認識を変え、「テレビまんが」から大人の鑑賞にも耐え得る「アニメーション作品」という一ジャンルを築いていく大きな役割も担いました。

この「さらば」で一応の幕を閉じた「宇宙戦艦ヤマト」。

しかし、この「さらば」公開後、なぜかまた「ヤマト」が復活してきます。。。

一体どういうことなのか?

知っているようであまり知られていないヤマトシリーズ

「宇宙戦艦ヤマト」は国民的アニメで、日本人であれば一度くらいタイトルを耳にした事はあると思いますが、そのシリーズ全容に関して把握している人はなかなかいなかったりします。

その原因の一つがこの「さらば宇宙戦艦ヤマト」とこの映画の世界観をもとにテレビ版として再構成した「宇宙戦艦ヤマト2」にあります。

ところで「ヤマト」は「死んだはずのキャラクターがしょっちゅう復活する」というような話を耳にした事はないでしょうか?

シリーズ全編を通して、確かに「死んだはず」でも「生きていた」という、ちょっと無理のある展開はあるにはあります。以下の3つです。

第一作:最終回、ヒロイン森雪が放射能除去装置を起動した際の事故で死亡?と思われたが、地球目前で復活

さらば宇宙戦艦ヤマト(ヤマト2)で第1作で死んだと思われていたデスラーがガトランディスに救われ復活

旧シリーズ最終作、完結編:第一作で亡くなったと思われていた沖田艦長が実は生きていたというかなり無茶な復活

※詳しい解説は別途。。。

まあ、確かにあるにはありますが、森雪の方はストーリーの流れ的に有りな展開なので、無茶なのは沖田館長の復活劇一件くらいですね。

では、なぜこのような話があるのか…

ヤマトワールドはパラレル宇宙??奇妙なヤマトシリーズの系譜

実は「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」では、ヤマトの主立ったキャラクターがほぼ死んでしまいます。そしてヤマト自体も主人公、古代進とともに敵艦へ特攻し消滅。。。

衝撃的なラストに多くの涙を誘ったのですが。

ヤマトシリーズはその後も続いていき、「さらば」で死んだはずのキャラクターも後の作品に登場してきます。

なぜこのようになったのかというと、上述の「宇宙戦艦ヤマト2」に原因があるのです。

同じ世界観や設定を踏襲したヤマト2では、ヤマトも古代進も生き残り、その他主要なキャラクター達もほぼ生き残るという話になり、まさに「さらば」と「ヤマト2」は「パラレル宇宙(並行世界)」状態となってしまったわけですね。

これにはどうやら監督を務めていた松本零士氏の意向が大きかったということです。松本氏は「さらば」での特攻や主要なキャラクターを死なせる演出に否定的だったようで、ヤマト2では、多くのキャラクターが生き残る話に改変されました。

しかし「さらば」は映画で大ヒットした作品。

「さらば」は見たけど「ヤマト2」は見てないよ。。

という人も多かったはず。

そうすると後の作品になんで死んだはずのキャラクターが登場しているの!?あの涙を返してよ~~

となっていった経緯があるようです。

当時はまだビデオなんかも広く普及していません。

なので前作を振りかえることもなかなかできなかったようで。。

ちなみに宇宙戦艦ヤマト全シリーズの系譜は個のようになっています。

これ以外にもノベライズ版やら漫画、ゲームもあったりでそれぞれ話の展開が異なっていたりしますので、ヤマトの宇宙はかなりパラレル宇宙化が進んでますね。

これもヤマトのワープや波動砲の影響かも??

さらに、松本零士氏の新宇宙戦艦ヤマトだったり大ヤマトシリーズなんかもありますが、ここは割愛…

ヤマト2202はどうなる??

「ヤマト2202」の元ネタ「さらば」がヤマトシリーズにおいてちょっと奇妙な位置づけになっている事がおわかりいただけたでしょうか?

そうすると新作「ヤマト2202」は「さらば」だけでなく「ヤマト2」もベースになると考えた方が自然ですね。

2202ではこのパラレル宇宙化した二つの作品をどのように融合していくかも見どころの一つとなりそうです。

次回は、さらばとヤマト2の描かれ方の相違点などをまとめながら2202の予測なんかもして行ってみようと思います!